前の2回のブログで、トランス脂肪酸について書きました。
その記述内容について、ブログ読者より「サラダ油の中にも、トランス脂肪酸ゼロの商品もある」とのご指摘を受けました。
確認したところ、ご指摘のとおり複数のメーカーから「圧搾一番搾り」のサラダ油やなたね油が発売されていることが分かりました。
そこで、「お砂糖、ミルクはご利用ですか?」の記述を一部訂正しまし、追補を加えました。
搾油方法の違い
一般的に市販されているサラダ油は、ヘキサンという石油溶剤に種子を入れて溶かして抽出し、その後溶剤を化学処理で取り除く「抽出法」が主流になっています。
このヘキサンを化学処理で取り除き、脱臭する工程で200度以上の高温に加熱する際にトランス脂肪酸が発生します。
ヘキサンの使用は、効率よく大量に油を抽出することが目的ですが、昔ながらの「圧搾法」でJAS規格のサラダ油を製造しているメーカーもあります。
圧搾法による菜種サラダ油 3社
圧搾法でサラダ油を製造している会社を3社ご紹介しておきます。(掲載順は創業が古い順)
いずれの会社の製品もAmazon、楽天市場、生活クラブ等で購入できます。
お詫びと今後の方針
前回、前々回のトランス脂肪酸について触れた記事中で不正確な内容がありましたことをお詫びいたします。
不正確な部分とは、現在市販されているサラダ油全てにトランス脂肪酸が入っていると誤解されかねない表現になっている部分です。
不正確な部分については、訂正し、追補でも明記いたしました。
今回は読者からのご指摘で、間違いに気づくことができました。
今後とも間違いであったり、異論であったり、ご指摘をオープンに受け賜わりたいと思います。
間違いに関しては確認後に訂正し、異論については異論についても検証記事を出していく考えです。
広く読者の皆さんからのご指摘やご意見をお待ちしております。
(KM)